今回は、バンド【Michael Schenker Group】のアルバム『MSG』より、曲「Let Sleeping Dogs Lie」をご紹介させて頂きます。
このアルバムは、バンド【Michael Schenker Group】の1981年に発表された2ndアルバムです。ドラムに、コージー・パウエルを加えてバンドとして勢いを付けてきた頃です。荒削りながら、後にライブでも人気の名曲がたくさん揃った名盤です。是非とも原曲を知った上で、ライブ版を楽しんで頂きたいです。この曲は、アルバムの中でも、ギター小僧にとってコピーしたくなる要素が強く、実際にギターを弾く事により、心地良さが実感できて驚きます。これがマイケル・シェンカーの持っている力・魅力だと思います。まるでギター小僧の声にならない言葉を、ギターが全て代弁してくれている様に感じ、これだ! と納得し共感してしまう音です。
原曲です。
先ずは、0:00~0:30のイントロのリフ。これはコピーしたくなる共感度が高いリフです。そして、0:30~0:49のリフは、何とも心地よいサウンドです。何度繰り返しても気持ちが良く、弾いていて中毒性のある新鮮なサウンドです。そして、0:50~1:09のサビでは、それまでの陽気な展開から繊細な叙情的なメロディーに変わり、溶けていくような感覚があります。すっかり曲に入り込んでしまい、2:19~2:48のギター・ソロでは、すっかり曲に陶酔してしまいます。3:56~最後までは、ギター・ソロを堪能し、我を忘れて昇天してしまいます。
今回の「心の琴線に触れる音」は、多くの印象に残る要素がある中で強いて上げると、0:00~0:20の最初のイントロ部、そして、3:56~4:02のギター・ソロの導入フレーズ最後のチョーキングで上げてから下げるヴィブラートです。これには、当時のギター小僧であった私は、夢中で練習して同じ音を出そうと研究したものでした。
当時のライブ版
Michael Schenker Group – Let Sleeping Dogs Lie
ライブでのイントロと言えば、お馴染みのこれですね。是非これを聴いてください。原曲より、勢いがあります。時代により様々な細かいアレンジが入り、原曲の心地良さ・叙情的な良さは失われず、完成度を上げてきています。1つの曲の時間を掛けて完成度を常に上げてくる所が、このバンドとマイケル・シェンカーの凄さだと思います。
一昔前のMSG復活の頃
MICHAEL SCHENKER [ LET SLEEPING DOGS LIE ] ,LIVE 2000
UFO再結成しMSG再結成した頃の、ギブソンV時代の頃です。
30周年(2010年)で来日した時のライブ
Let Sleeping Dogs Lie – Michael Schenker Group
このライブは見に行きましたが、ファンとしては、とにかく感動です。生でこの曲が聞けたら泣けますよ。ドラムの サイモン・フィリップスも素晴らしいです。サイモン・フィリップスは、1stアルバムのドラマーですが、懐が深く素晴らしいドラマーでマイケルとの相性も良いです。
最近のFestでのライブ演奏
Michael Schenker Fest “Let Sleeping Dogs Lie” Mpls,Mn 3/19/18 HD
最近のバージョンも新アレンジが加わり、安定感もあり良いです。
2019年9月に発売される新アルバムが楽しみでならないです!
ご紹介のアルバムです。
この曲の原曲の良さ・ライブでのアレンジの良さを少しでも知って頂けると嬉しいです。
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