今回は、バンド【HammerFall】のアルバム『No Sacrifice, No Victory』より、曲「Any Means Necessary」をご紹介させて頂きます。
このバンド【HammerFall】は、スウェーデンのヘヴィメタルバンドで正統派メタルとして、ピュア・メタルというジャンルでも呼ばれています。ジャーマン・メタルや北欧メタルの要素が入っていますが、伝統的なサウンドが評価され、母国スウェーデンをはじめヨーロッパで高い人気のバンドです。このアルバム「No Sacrifice, No Victory」は、2009年にリリースされた7枚目の作品で、アルバム名を翻訳すると”犠牲無くして勝利なし”と、力強いメタル魂を感じます。少し前、2015年のメタルフェス「LOUD PARK」にて10年ぶりに来日しています。その昔カイ・ハンセンからも、このバンドは良いというコメントしたのも有名で、1999年にはカイ・ハンセンとの共演によるハロウィンのカヴァー「アイ・ウォント・アウト」をシングルリリースした事もあります。
Hammer Fall-Any means Necessary
特別なスーパーギタリストはバンドに在籍していませんが、バンドとして一体感があります。曲の様式美・メタル王道の曲展開に加え、一切不純物の無い純粋なメタルサウンドが特徴です。
曲のイントロは、まさに典型的なメタル王道の曲展開で、Aメロでは重厚感のあるメタルサウンドに力が漲ります。メタルギターのバッキングにのせて、熱いヴォーカル・重厚なコーラスと、聴く人の熱いメタル魂に共鳴します。
サビのメロディーは、低いボイス・コーラスで構成され、更に力強いメタル魂を感じます。そこから1:34~1:43のハイトーンヴォーカルによるメロディー歌唱となります。更に1:52~2:00のギターによるメロディー演奏が入り、2:00~2:28ではメロディーをモチーフにしたギター・ソロへと展開されます。曲の展開が進む毎に、体内に不足していたメタルが急速充電されています。
今回の「心の琴線に触れる音」は、0:37~0:47と1:17~1:25のサビへと繋ぐ盛り上がる展開部分です。熱いヴォーカル、重厚なコーラスにメタルのツボは確実に刺激されます。
曲としては3:35と短く、メタル魂が分かりやすく凝縮された曲であり、いつ聴いても新鮮で飽きる事の無い曲です。 聴いていると小節を振り上げたくなるパワーをもらえるメタル曲です。曲名「Any Means Necessary」は、翻訳すると”必要な手段”です。力強いです。
ライブ映像1
Hammerfall – Any Means Necessary Live (P3 Guld 2009)
ライブでも完全再現して、まさにメタルの王道です。
ライブ映像2
Hammerfall – Any means necessary @ Sweden Rock Festival 2015-06-04
比較的最近のライブ映像です。歳を取っても、痩せていてカッコ良いです。
つられて拳を振り上げそうになります。また来日して欲しいです。
この記事を見て頂いた方が、スウェーデンのピュア・メタルバンド【HammerFall】の良さを、少しでも知って頂けると幸いです。
ご紹介のアルバムです。
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