ジョージ・リンチ

【Dokken】Kiss Of Death

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今回は、バンド【Dokken】のアルバム『Back For The Attack』より、曲「Kiss Of Death」をご紹介させて頂きます。

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Back For The Attack

この曲は、バンド【Dokken】の中でも名作であり、ギター:ジョージ・リンチの渾身のギターが聴ける名曲です。特にギター・ソロは、彼のギター人生で、これ以上無い程な入魂の名演です。ヴォーカルのドン・ドッケンも歌唱力も素晴らしいのですが、主役は俺だと言わんばかりのリンチの全開ギターに圧巻です。


Dokken-Kiss of Death [HQ]

イントロのリフは、シンプルですが非常に激しく、獲物を狙う猛獣(虎)が動き出した様な音です。そしてAメロのギターリフは、これほどシンプルな単音でピッキングハーモニクスを多用したストレート過ぎるリフは、まるで猛獣の鋭い牙で、いつ獲物に襲い掛かろうかと隙きを狙っているかの様です。サビではメロディアスなヴォーカルが入りますが、バッキングのギターが強すぎて、ドンのボーカルが完全にギターに食われているように聴こえます。サブが終わると、超絶なギター・ソロが始まり、ついに猛獣(虎)が獲物に襲いかかります。曲の最後も壮絶です。圧巻です。

今回の「心の琴線に触れる音」は、説明するまでも無く、3:04~3:47、4:36~最後のギター・ソロです。彼が、限界まで自分自身を追い込んで全てを出し切ってギターを弾いている事が伝わってきます。持ち味のスリリングなプレー、おそらく自身が納得できるまで、何度も録音し直した事と思います。この演奏は、とてもライブでは再現できない内容です。納得できるまで、追い込んで弾いた限界の音、そこが伝わるからこそ、心が揺さぶられます。

この曲は、カバーされる事も多いですが、このスタジオ盤のジョージ・リンチの演奏を超える事は、誰も出来ないでしょう。ジョージ・リンチは、テクニックより、心を揺さぶる音が出せる素晴らしいギタリストだと思います。


Dokken – Kiss Of Death – Philadelphia 1987

LAメタル全盛期の姿です。決してダサくは無いです。ジョージ・リンチのトレードマークである虎ギター、そのトーンからも凄い気迫が伝わってきます!。ライブ音源を聴く前に、スタジオ・アルバムの音源を聴いて頂く事をおすすめします。とてもライブでは再現できない程の超絶ギター・プレイがスタジオ・アルバムに収められています。しかしライブで再現できない事を知りつつも、その限界に挑み雰囲気を再現しているジョージ・リンチの勇姿を見て頂きたいです。弾こうとしている音が聴こえます。限界ギリギリの演奏が、彼の格好良さだと思います。

ジョージ・リンチがパワーアップしてドッケンに再加入した頃


Dokken – Kiss Of Death

ジョージ・リンチ。筋トレも含めて、相当な鍛錬を行ったのでしょう、ギターの腕も上達しています。

最近のラウドパークにて


DOKKEN / Kiss of Death – The Hunter (HD) / LOUD PARK16, 8 Oct 2016

リンチは更に腕を上げています。ドンは、喉を痛めているのでしょう、持ち味のハイトーンボイスが出せないのが残念です。努力家のジョージ・リンチとも言えるでしょう。歳を取っても努力を怠らずスキルアップできる事は凄いです。刺激を受けて、自分も頑張ろうと力が湧いてきます。続いて名曲「ハンター」です。また紹介させて頂きますが、ドッケンは名曲が多いです。

ガルネリウスのSYUのカバー


Galneryus – Kiss of Death (Dokken Cover)

ガルネリウスのメンバーは、ヴォーカルも含め楽器の演奏技術が超一流なので、非常に安定して聴けます。それでも、ジョージ・リンチの渾身の演奏の方が、スリリングで、心に響きます。改めて曲な素晴らしさも認識出来ますし、違いを聴き比べて頂けると楽しめると思います。

ご紹介のアルバムです。

バック・フォー・ジ・アタック

バック・フォー・ジ・アタック

このページを見て、少しでもジョージ・リンチの良さ、80年代のLAメタルの良さを感じて頂ければ幸いです。

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心の琴線

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