インペリテリ

【Impellitteri】Wicked Maiden

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今回は、バンド【Impellitteri】のアルバム『Wicked Maiden』より曲「Wicked Maiden」をご紹介させて頂きます。

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Wicked Maiden

このアルバムは2009年にリリースされた9枚目の作品で、ヴォーカルはロブ・ロックです。1992年にリリースされた2枚目のアルバム『Grin & Bear It』から、2000年リリースの6枚目のアルバム『Crunch』まで、ヴォーカルはロブ・ロックが継続していました。それ以降、本作までの7枚目のアルバム『System X』のヴォーカルはグラハム・ボネット、8枚目のアルバム『Pedal To The Metal』のヴォーカルはカーティス・スケルトンでした。本作は、ロブ・ロックの復帰作品です。ロブ・ロックのヴォーカルは、クリス・インペリテリとの相性が非常に良く、ファンとしては、この復帰を大歓迎しました。今回、ご紹介する曲は、そのヴォーカル復活の狼煙を上げるアルバムの1曲目、入魂の曲「Wicked Maide」です。


Impellitteri – Wicked Maiden (Official Video)

イントロは、インペリテリのギター・リフから始まります。ヴォーカル:ロブ・ロックの復活による相乗効果により、ギターとヴォーカルがお互いを引き立てています。楽曲のリズムや効果音的な音の演出まで練り込まれており、細部まで曲の完成度を追求した入魂の曲です。そして、ロブの復活の狼煙を上げるが如く、超ハイトーンヴォーカルの雄叫びが入ります。Aメロ・Bメロについては、2人の相性の良さを感じます。サビは、インペリテリらしい怪しい雰囲気で中毒性のあるリフです。更に2:31~3:00のギター・ソロでは、何層にも構成が練り込まれた上に、得意の速弾きで、これでもかと曲を盛り上げています。相当に時間を掛けて試行錯誤し調整し、満を持して完成させた曲です。

今回の「心の琴線に触れる音」は、0:09~0:18辺りの戻って来たと言わんばかりのヴォーカルの雄叫びです。ファンとしては、これを聴いた時に、ロブ・ロックのヴォーカルの復活を心から歓迎しました。どこかバンド【Dokken】の曲「Kiss Of Death」 にも通じるものを感じました。

www.kinsen.work

 ライブ音源です。


Impellitteri – Wicked Maiden, Live 2009

ライブ用にアレンジされていますが、ギターとヴォーカルの音の切れが凄まじく、彼らが本物の実力者である事を証明しています。

バンド【Impellitteri】は、1987年に結成され、最初のヴォーカルはロブ・ロックでした。母国アメリカで支持が得られなかった事から、様々な音楽性の変化を模索したクリス・インペリテリは、このアルバムで、原点に戻り、それから迷わず自身の持ち味に磨きを掛ける事を決めた事と思います。

業界屈指のハイトーンボーカルであるヴォーカル:ロブ・ロックと、速弾きで有名なリフメイカーのギタリスト:クリス・インペリテリが織りなす入魂の曲です。

今回、ご紹介するバンド【Impellitteri】の入魂の波動が、少しでも皆さんの心に届くと嬉しいです。

 ご紹介のアルバムです。

Wicked Maiden

Wicked Maiden

 
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心の琴線

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