今回は、バンド【Impellitteri】のアルバム『Eye Of The Hurricane』より、曲「Paradise」を紹介します。
インペリテリと言えば、疾走感のあるリフ作成と音のキレが持ち味であり、疾走感のある曲が多い中で、このバラード調の曲をご紹介させていただきます。
バラード調の曲だからこそ、実力派メタルボーカリストのロブ・ロックの素晴らしい歌唱力が発揮されています。
そして本題のインペリテリのギターについては、この曲で見せるギターソロは、まさに圧巻の泣きです。
Impellitteri – Paradise
彼のギターソロは、速弾きには凄いものがあるものの、そのフレーズや叙情的な音は出さないギタリストなのかと思っていました。・・それは、私の完全な間違えでした。
彼の速弾きは、この曲の様な泣きのソロ、でこそ、活きるのでは無いでしょうか。
今回の「心の琴線に触れる音」は、3:29~4:13付近のギターソロです。
どこまでも叙情的なメロディーの洪水が、これでもかと溢れ、想いの籠もった音が心に押し寄せてます。テクニカルな速弾きがあるからこそ、溜めとビブラートの泣きが映えるのです。
※以前、このソロに感化された私は、オリジナル曲で、このソロ部分のバッキング(ベースラインとドラム)をパクり、ギターソロを弾きました。自分の力量を思い知らされる散々な結果となりましたが(汗)・・
3:29~3:32、3:49~3:52で2回登場するのが、インペリテリの手癖です。ここには個性を感じます。非常に彼らしいフレーズだと思います。
インペリテリというギタリストをスピードだけと誤解している人が、この曲を聴き、素晴らしい泣きも出来る事を知って頂けると幸いです。
このアルバムには、他にも紹介したい曲があります。曲紹介は、またの機会に。
ご紹介のアルバムです。
- アーティスト: Impellitteri,インペリテリ
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 1997/12/05
- メディア: CD
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<おまけ情報>
クリス・インペリテリは、SPEED-KING としてアニメタルUSAに参加していました。初めて知った時は驚きの余り、直ぐにCDを買いました。ギターだけに集中する事で、ある意味オリジナル以上に彼の持ち味が発揮されています。
SPEED-KINGとして持ち味が発揮されているアルバムです。
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