カイ・ハンセン

【Unisonic】Night Of The Long Knives

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今回は、バンド【Unisonic】のアルバム『Light Of Dawn』より、曲「Night Of The Long Knives」をご紹介させて頂きます。

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Light Of Dawn

バンド【Unisonic】が、2014年に発表した2作目のアルバムです。ボーカル:マイケル・キスク(Michael Kiske)とギター:カイ・ハンセン(Kai Hansen )の2人が織りなす期待を裏切らない2作目です。特筆すべき注目は、もう1人のギター:マンディ・マイヤー(Mandy Meyer)の演奏です。マンディは、エモーショナルな演奏が得意な名ギタリストです。彼は、プログレ・バンド【Asia】(エイジア)やハードロック・バンド【Gotthard】(ゴットハード)やメタル・バンド【Krokus】(クロークス)など、非常に幅広いジャンルで経歴があり、一貫してエモーショナルに演奏します。このバンドの中で、マイケル・シェンカー(Michael Schenker)にも似たエモーショナルなギター・プレイは、カイのプレイでは無く、マンディのギターです。カイは、力強くメタル寄りな華のある演奏のカリスマのある陽のギタリストですが、マンディは、一貫して内面から音を絞り出すエモーショナルな陰のギタリストです。バンドに陰と陽のリード・ギターが2人居る事で、サウンドの幅が広がっていると思います。加えて、このアルバムで多くの作詞・作曲を行っているメンバーは、何とベースのデニス・ワード(Dennis Ward)です。ボーカルのキスクの歌唱力も含めて、素晴らしい才能がバランス良く融合されたバンドだと思います。


Unisonic – Light of Dawn – 06 Night Of The Long Knives

イントロは、マイケル・キスクのボーカルを中心に、クリーン・トーンのバッキングで静かな立ち上がりです。そこから、シンプルで極めて心地良い歪のギター・リフがフェードインし、ファンが求めるハード・ロックサウンドが始まります。キャッチーなメロディーとキスクの歌唱力により、万人にも聴き易い曲となっており、シーンの合間に入るギターのオブリガードが曲を一層引き立てています。私はこの曲を聴き、”哀愁を漂わせた疾走感” から、心の不純物をロックの汗で流してもらいます。

今回の「心の琴線に触れる音」は、0:33~0:47付近の曲のモチーフとなるリフです。このリフ(トーンも含め)にインスパイアされて、エモーショナルな活きたメロディーや曲の自然な展開が出来上がったのだと思います。名リフというのは、リフを聴くだけでメロディーが湧き上がるものです。曲の最後も、このリフに乗せて、ギター・ソロで締め括られています。この名リフから湧き出たエモーショナルなサウンドを、少しでも多くの人に共感して頂きたいと思い紹介させて頂きました。

ご紹介のアルバム『Light Of Dawn』です。

Light of Dawn

Light of Dawn

 

かつて、バンド【Helloween】の全盛期を支えた2人のカリスマ(カイ・ハンセンとマイケル・キスク)の期待を裏切らないバンド【Unisonic】の2作目です。もう1人のギター:マンディ・マイヤーのエモーショナルなギターにも注目してください。曲のバリエーションが多い名作アルバムをどうぞ。

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心の琴線

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