ウリ・ジョン・ロート

【Electric Sun】Why ?

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今回は、バンド【Electric Sun】のアルバム『Beyond The Astral Skies』より、曲「Why ?」をご紹介させて頂きます。

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Beyond The Astral Skies

このアルバムは、バンド【Electric Sun】の3作目に当たりますが、スカイギターが初登場した記念すべき作品です。ウリ・ジョン・ロートは、フェンダーのストラトに2フレットを延長する改造を行っていましたが、更に高音を出したいという内なる欲求により、スカイギターを創る事により誕生しました。この当時のスカイギターは、通常と同じ6弦で、この頃のスカイギターを友人・ファンであるバンド【Fair Warning】のギタリスト:ヘルゲ・エンゲルケに貸し出した事でも有名です。スカイギター自体は、その後7弦となり、更に高音が出るようになり、常に進化を繰り返しています。

ご紹介のアルバムでは、このスカイギターの高音がフィーチャーされた曲が多い中、曲のイメージがギターに最も合っている曲を紹介します。

スカイギターを操る【Fair Warning】のギタリスト:ヘルゲ・エンゲルケの演奏にも、ご注目ください。

www.kinsen.work

ディーンより販売中のスカイギターです。よろしければどうぞ!

いかにも高音が出そうな気品が漂う風貌です。 

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sky

ご紹介の曲です。


Electric Sun (Uli Jon Roth) – Why

静かな気品のあるピアノから曲が始まり、非常に平和で優しい世界を感じます。途中に然りげ無くクラシックのフレーズを入れるなど、クラシックとロックの融合を目指した事も伝わってきます。その先に、象徴的なスカイギターを想像した事も運命なのでしょう。この曲展開に見合うギター・ソロの音として、これまでのフェンダー・ストラトでは表現できなかった壁があり、それを突破できたのが、このスカイ・ギターでした。ギター・ソロを聴けば、それが納得できます。

今回の「心の琴線に触れる音」は、3:10~4:50(オリジナル:3:07~4:48)のスカイギターでしか聴くことの出来ないギター・ソロです。このバイオリンに近いギターの音色を、自分の声の様に歌い上げるウリ。特筆すべきは、彼の高い音楽理論と感性が融合した至高のフレーズです。これがあるからこそ、これだけ長いソロでも味わい深い気品が感じられます。スカイギターを手にしたウリは、その後、更に自分の世界観を深く追求して行きます。彼の研ぎ澄まされた絶妙なタメと伸びのあるヴィヴラートは、スカイギターと親和性があり、高貴な音が心を揺さぶります。

ご紹介のアルバムです。 

アストラル・スカイズ~天空よりの使者~(紙ジャケット仕様)

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  • アーティスト: エレクトリック・サン
  • 出版社/メーカー: マーキー・インコーポレイティド
  • 発売日: 2007/03/21
  • メディア: CD
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更に高い音を出したいというウリ・ジョン・ロートの内なる欲求からスカイギターは誕生しました。このスカイギターが初登場した記念すべきアルバムです。少しでも多くの人に孤高の旋律をお届けできれば幸いです。

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心の琴線

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